■損をしない株のやり方というけれど。

「損してトク取れ」と商売ではいいますが、株式では「損してトクも取れない」のが実際です。

専業主婦の方で株の投資歴が3年程度、あるいはリタイアメントの60才代のデイトレーダーの方でも、実際に株式にお金を投じて儲かっている確率というのは3割程度だといいます。

後の7割は投資した時点より株価が下がっていることになりますが、株は売却しない限り損失は出ないので、それほど深刻な事態にはなりません。

けれども「損をしない株のやり方」などはないので、ひとまずそう認識しておきましょう。

株で損をしない条件や環境をいくつか考えてみます。

1つは日本の経済が上向きで、外国人投資家が積極的に日本の株を買い、株価が連日上昇傾向にあるときです。

こういう状況にあるときは、誰がどんなやり方で株を売買しても、損をする確率は低くなります。

2つめは特需にわいているときです。

特需とはたとえば大きなイベントが中長期間あって、それに必要な設備の導入が相次いでいたり、建設ラッシュがつづくなど、特別な需要で人・モノ・金が動いている状態を指します。

この場合、買いのタイミングはともかく、売りのタイミングに気をつける必要があります。

3つめは長期的な需要と供給が均衡していて、将来的にも条件が満たされている場合です。

たとえば情報(IT)関連、物流、運送の3つの業界と関連株は、今後も「買いがつづく」といわれています。

なぜかというと働く女性のニーズでネット通販各社が増収増益となり、注文されたモノを管理するための物流センターが拡充、それに呼応して運搬にあたる宅急便などの業界も活況を呈しています。

この傾向は将来にわたってつづくとみられていて、株価としては3つの業界とも堅調です。

1は日本の景気そのもの、2はオリンピックやサッカー、不謹慎ですが大震災や大火災、3は日本の長期的な見通しで少子高齢化による医療・福祉、保育・英才教育関連なども含まれます。

こうした視点で株を買うやり方は、極めてオーソドックスですが、株式入門1年生のビギナーの方は、まずこのような整理とやり方を身につけてください。

損をしない株のやり方はありませんが、損を少なくする株のやり方を徹底して学びましょう。

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